CIHS総務副部長 馬場秀樹
CIHS毎年恒例のヨガワークショップを、日本からIARPの竹島幸博本部講師、そして陰ヨガの発案者で世界中でクラスを持って教えていらっしゃるヨガ教師のポール&スージー・グリリー夫妻をお招きして4月18日と19日の週末に行いました。(グリリー夫妻も本山博先生の長年のお弟子さんです。) 今年のテーマは「アジナチャクラ覚醒法」で、多くの方々が参加され盛況なワークショップでした。竹島講師が経絡体操、呼吸法、そして瞑想法の主な指導を行われて、グリリー夫妻がアシスタントとして指導されました。
このワークショップは、CIHSの信条、特にその一つであります「人間存在を心身霊よりなる全体として理解する」ということを理解する上で重要な役割をもっています。アメリカで本山博先生の哲学を学び、行法を体感するという意味で貴重なワークショップです。このワークショップの参加者は、遠くはオーストリアから、そしてカナダからもいらっしゃり、またアメリカからは、地元サンディエゴを始め、ロサンゼルス、遠くはラスベガスや東部のフィラデルフィアからいらっしゃいました。
一日目のワークショップは竹島講師の指導の下、経絡体操から始まりました。細かい説明や指導などを行いながらの体操ですので2時間近くかけて経絡体操と仙骨矯正体操などを行いました。その後はポール講師の講義で、本山博先生の教えの一つであります「人間存在は多重次元からなる」というものでした。
各関節に滞りやすい気をほぐし循環させる経絡体操は、参加者にとって非常に良い経験のようで、霊的成長には心身のバランスをとることが重要という本山博先生の教えを体感してされていたように思います。またそれに加えて、本山博先生のチャクラや経絡理論に関するポール講師による詳しい説明は、本山博先生の行法への論理的・実践的な理解を深める内容だったように思います。
そして2時間の昼食休憩をはさんで午後からは、竹島講師のアジナチャクラの講義から始まり、様々な呼吸法を行いました。それらの呼吸法は丹田呼吸に始まり、ナディ・ショーダン・プラナヤーマ、そして小周天で、その後バジュロリムドラ、アジナチャクラへの集中法を行いました。
2日目は主に1日目の復習で、午前中は経絡体操から始まり、呼吸法の練習をしました。練習は前日よりも少し長い時間行いましたが、参加者は慣れてきたのか落ち着いて取り組まれていたように思います。午後にはチャクラ集中の意味の講義があり、さらなる呼吸法の練習をして長めの集中法を行いました。そして最後に世界平和のために参加者全員で「般若心経」を唱え、終了しました。
この週末のワークショップの後、月曜日と火曜日に竹島講師に個人指導をしていただきました。個人指導は一日4組で、希望者だけに予約制で行いました。そして個人指導の後に夜6時から9時まで瞑想のクラスを両日行いました。
ワークショップの参加者はCIHSの学生6人、CIHS関係者2人と、外部の参加者が19人の、計27人でした。外部からの参加者19人の内、過去のワークショップにも参加されたのは10人で、約5割がリピーターということになります。またこの外部からの19人の全ての人が、ヨガや瞑想などを定期的に行っていらっしゃる人でした。参加者の職業は全くヨガや瞑想と関係ない人もいらっしゃいますが、定期的な行の課程で色々な諸問題を抱えられ、それを解決するためにワークショップに参加されている人が多かったように思います。また、その問題解決の糸口を探すために、個人指導を受けている人もいらっしゃいました。
最後になりましたが、これらの行法を体系化しご指導くださいました本山博先生に心より感謝申し上げます。