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経絡体操法とは
マンスリー250号 1995/11/25
本山初代会長インタビュー

経絡の働き

− 経絡体操はいつごろできたのでしょうか?

初代会長 原形は二十年ぐらい前だったかな。それまでも、経絡やヨーガのアーサナ(いわゆる体操)について、 経験的にいろいろわかってはいました。しかし、経絡が実際に体の中のどこにあって、どう流れているか、 生理的にどんな働きをしているかというのはわからなかったわけですね。

それで、そういう解剖生理学の立場で経絡を研究し見つけたのが、 私と今アメリカの大学院の客員教授になってくれているパリ大学のダラという教授。 (そういう面で本山研究を行なってドクターをとる人が、今ヨーロッパのいろんな大学で、ぼつぼつ出てきたわけですね。)

そしてその研究を基にして、できたのが経絡体操法なのです。経絡がどこをどう流れているかというのがわかったら、 その流れをうまくすれば、病気にならなくて済むわけですからね。例えば、パワンムクタアーサナというのがあって、 これは手足の関節とか指の体操をするのですが、今日も健康雑誌に足の指や、 足首をゆっくりと曲げると糖尿病が治るとか何とか書いてありました。そういうことを、どう治るかということを、 二十年ぐらい前に理論付けたわけですね。

人間の身体というのは大体六〇%ぐらいは水で、血液だってほとんど水でしょう。細胞の中も外もほとんどは水。 細胞の外側には細胞を繋ぐ結合織があって(細胞が一つ一つあっても繋ぐものがなかったらバラバラになってしまいますからね)、 それはほとんどは繊維でできていて、水がたくさん流れているわけです。 結合織中の水の流れているところ(多水層)にあるのが経絡なのです。

(図1)

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細胞の外側の水は、毛細血管から外へしみ出てきた血漿(血液の液体部分)で、いろんな成分を含んでいます。 水の中の養分がプラスとか、マイナスの電化を持っている。そしてそのイオンが細胞膜との間でさまざまな電位差を作りだす。 細胞膜には、一定のイオンだけを通すいろいろなチャンネルがあり、 それがその電位差の変化によって開いたり閉じたりして代謝が起きるわけです。

毛細血管でも動脈と静脈では太さが違う。動脈は細いから圧が高い。結合線中の体液、つまり経絡の中より、動脈側の圧が高いから、 浸透圧の差で養分が出てくるわけですね。養分が、動脈から経絡の中へ漏れ出て、そして細胞の中へ入る。 圧が高いところから低いところへ流れるわけですね。静脈側は血管が太いから圧が低い。細胞の中からいらなくなったものが、 結合織に出てきて、その中の圧が静脈側よりは高いから、静脈の中に入り腎臓から排出される。

いろいろな研究の結果、水のメカニズムやその重要性がだんだんにわかってきた。 人間の身体は細胞で生きていますが、細胞の中と外の水がいろいろな養分を交換し、それで細胞が生きているわけです。 血管から直接細胞に養分がいくわけではないのです。つまり、今まで経絡というものを抜きにして考えていたわけですが、 実際は体液の流れるチャンネル(つまり経絡)がいかに大事か、というのがだんだんわかってきたわけです。

そしてそういう研究成果を基にして経絡体操というものを作った。 つまりね、体液があっても正しい方向にバランス良く流れなければいけない。それを正すのが経絡体操なのです。

昔からの経絡説だと、陰の経と陽の経というのが六つずつあって、陽の経の場合は上から下へ流れていく、 陰の経は下から上へ流れて行くとされています。実際にここで実験してみると確かにそういうふうに流れているわけです。 しかし、流れるからには電気的には電位の差がないとイオンも何も流れない、エネルギーは流れないわけですね。 滝でも差があるから水が落ちるようにね。

血管の場合は、動脈は心臓からどんどん拍出するから流れているし、静脈は筋肉が収縮して流れ、 弁がついていて逆流しないようにしながらまた心臓に戻ってくるわけです。 経絡の場合は心臓のようなポンプはありません、電位差によって流れているわけですね。

経絡は心臓や胃のような臓器ができる前から人間の体にもう既にできているのです。 細胞は、受精してしばらくたつと、内胚葉・中胚葉・外胚葉というように三つの胚葉に分かれます。 外胚葉は神経になるし、中胚葉が骨とか今話している経絡とか結合織とかになります。 内胚葉はいわゆる各臓器になって行くわけです。母親のへその緒から養分が流れてきても、 養分がぐるぐる細胞に流れていくチャンネルがなかったらどうしようもないですからね。 人間として完成した身体になる以前にもう既にチャンネルがあるわけです。それが経絡なのです。 つまり経絡というものは非常に原初的なものなのです。いろいろな臓器が分化する前から、そういう気の流れが既にあって、 それが依然として今もあるわけですね。

それで先ほど言ったように、経絡の中を流れる場合には、差がないと流れないでしょう。 その差、電位差が一体どこで作られているかというのがわかったわけです、ごく最近ね。 陰経の場合は電位が下の方が高くて上の方が低いから、つまり下から上の方ヘエネルギーが流れるようにうまくできているのです。 ただ男と女とは背骨の中を流れる向きが逆になっている場合が多いのです。それで男と女は性格がいろんな意味で逆なんですけれどもね。

心と身体と気のエネルギー

− 東洋医学では、よく、心と身体は一つであるというようなことをいっていますが、そのエネルギーの流れと心の動きというのは関わりがあるわけですか。

初代会長 それは難しい問題ですね。科学的には解からないわけですから。

今言ったような気のエネルギーというのは、実際、AMIを使えば、電気的エネルギーとしてつかまえられる。それを測定する器械を使えば、磁力線としても、遠赤外線としてもつかまえられる。要するに電磁波のエネルギーのある部分ですね。

ところが、素粒子としてつかまえる器械を使えば、粒子としてもつかまえられる。つまり、いろいろな形でつかまえられるということは、そういうものに自由になり得る、もっとそれを越えた何かだと考えられるのです。

ただ、気のエネルギーというのは、感情とかイメージというのと非常に密接に繋がっています。インドの行者とか、中国の気功師を呼んでいろいろこの研究所で実験をして見ると、同調現象というのが起きるのです。

AMIで二人の人を、まず初め別々に測っておいて、次に六十センチぐらい離して座らせて置いてから測ってみると、二人は影響し合っていることがわかります。つまりある人は心臓の経絡が非常によく動いている。ある人は胃の経絡がよく動いている。その二人を合わすと、胃と心臓と両方がよく動くような、あるいは胃と心臓がともに下がるような、つまり両方がミックスしたようなデータがよく出るのです。

その時、本人たちはお互いに影響し合っていることを意識しているわけではありません。しかし、好き嫌いというのがあるわけです。例えばあなたが、いろんな人に会うと初対面ですぐいろいろな感じがするでしょう。何となく感じのいい人だなと思ったり、何となく感じの悪いやつだなと思ったり。そういうのは、わりあい気の同調現象がうまくできるか、できないかということが要因になっている場合が多いのです。そういう同調現象というのは、気の次元でよく起きるのです。

− 手当も同調現象ですか?

初代会長 手当てというのは、実際は、手から赤外線が出ているわけなのです。 赤外線という形で気のエネルギーが出るわけ。しかし、五センチぐらい離れたら、もう赤外線というのはそんなに効果がない。 まあ傍にひっつけた方が赤外線としては効果がありますね。

それで、手当てというのも同調現象が起きる。で、その同調現象の起きる距離はね、大体ニメートルくらいなのです。 ニメートルから二、五メートルぐらい。速度は正常の場合、毎秒二十センチぐらいなのです。 神経が走る速度というのは大体一秒間に五十〜百センチ。 気の流れる速度は、体の中でも外へ外気が動く場合でも、一秒間に二十センチぐらいですね。経絡敏感人というような人は、 身体の中の気の流れがわかるわけですね。

話を元に戻すと、そういうふうに気というのは、無意識のうちにですが、その人の持っている感情で動きやすい。 それから精神的な集中をすると非常によく動きやすいのです。

つまり気のエネルギーというのは、心と身体的なものとの媒介者になる。これは確かなのです。

「気」と言う場合、気心が知れてるとか、気持ちが悪いとか、元気がいいとか、心と身体と両方に使うけれど、主に感情なのです。 無意識のうちにこの連絡ができたとき、ああ嫌なやつだなとか、これはいい奴だなというように感情的な反応が起きる。 それが、気の次元とは非常に密接に結び付いているのです。

ですから気功師でも、実際に気を送る時に、 まず、気が向こうに流れていって相手の中に入っているというイメージがはっきりできるようになると、気はそのイメージに従って、 非常に簡単に動く。感情とかィメージというのと気のエネルギーとは非常に密接に繋がっているのです。

それでヨーガでも、気功でも、ィメージをよく使うのです。そういう意味では、心身は関係があるのです。

ただ、超心理学の研究で、ESPとかそういうのをいろいろ調べてみると、物理的なもの、それから気のエネルギーと、 精神的エネルギーとは違いがある。例えば気のエネルギーというのはニメートルぐらいまでが一番有効範囲で、 十メートルを越えるとあまり効果がないのです。 しかし、ESP、つまりPsiのエネルギーになると、時間や空間にあまり影響を受けない。 ですから、心身相関というわけにはいかない。

感情とかィメージとかの精神的エネルギーが、気のエネルギーを媒介して、身体に影響があるということは確かに言えますけどね。

心身は一つであるというのは、仏教とか道教でもいいますが、それは宗教的な次元ですからね、 今の話はそういうのとはまた違うのです。   −後略−

経絡体操法とは(つづき)
IARPマンスリー 250号 1995/11/25 本山初代会長インタビュー


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